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中村  薫

「好き」を仕事にしている社員 -04-

新たな挑戦で様々な
価値観に触れ
好きや興味を広げる

映像制作が好きという気持ちを原動力に
主体性を持ち瞬発力を発揮する

コンテンツ本部 コンテンツ部アシスタントプロデューサー

中村 薫

2016年 新卒入社

ROBOTへ入社した
きっかけを教えてください。

高校時代に、百田尚樹さんのボクシングを題材にした小説『ボックス!』(2008年/太田出版)を読んでとても感動し、それが実写化された映画(2010年/東宝)も観てすぐにボクシングジムに通い始めました。進学先の大学ではボクシング部に入部して、全日本選手権大会にも出場しました。そのほかにも、ジャッキー・チェンが好きで、子どもの頃から映画をよく観ていました。漠然と映画関係の仕事に就きたいと考えていましたが、進学していた大学から映画関係の仕事に就こうとすると就職先は配給会社などが多く、エントリーはしたものの、ちょうど教育実習中に面接が重なり、タイミングが合わずにいました。そんな時に、ROBOTが経験不問で募集していることを知り、とりあえずチャレンジしてみようという気持ちで応募しました。面接では「ジャッキー・チェンの映画のようなアクション映画が作りたい」ということと、大学のボクシング経験などについて話して、採用いただきました。映画は好きでしたが、映像作品がどんな流れで仕上がっていくのかさえも知らない全くの未経験での入社でした。

インタビュー写真1

未経験で映像制作の世界に入り
仕事を進めるのは大変でしたか?

最初の配属は、CMのプロダクションマネージャーとして働くことになりました。未経験だったからこそ「映像制作の世界はこういうものなのかな」と、あまり疑問を持たずにいられたのは、逆に良かったのかもしれません。それでも、平均的な発注金額を知らないまま予算交渉に挑まなければならなかったり、初めてアニメーションの映像作品を仕上げる際の音声編集の現場を、新人の自分一人で担当しなければならなかったり……(笑)。交渉術や作品作りに必要な素材のことなど、未知なことばかりでしたが、周囲の方に相談して助けてもらいながら、一つ一つ乗り越えていった感じがあります。振り返ってみると、なんで乗り越えられたんだろうって思うこともたくさんあるのですが、尊敬できる面白い先輩方と一緒に仕事をすることが力になっていたと思います。初めて挑戦することに対して心配や不安な気持ちになることも多いですが、弱気な感情はなるべく心の中に押し殺して、できないと思うことも、とりあえず相談しながらやってみる、ということを積み重ねたおかげで、チーム内の信頼関係を築くことができました。その結果、のびのびと楽しく仕事ができていると思います。1日中漁船に乗って撮影したり、電気のないミャンマーの町で撮影したり、南インドの市場で迷子になったり……。大変ななかでも、普通に生活をしていたら体験できないことをたくさん経験することができ、様々な価値観を知ることができたのは、この仕事ならではの特権だと思っています。

インタビュー写真2

現在はどのようなお仕事をされていますか?

入社して6年経ってから社内の「キャリアチャレンジ制度(他部署への異動希望)」で、主に映画やドラマを制作するコンテンツ部への配属希望が叶ったのですが、同じ映像制作とはいえ、CMと映画やドラマでは制作の工程・期間・予算などが全然違うので、1から学び直している気持ちです。CM制作に携わっていた時は、社内のプロデューサーとプロダクションマネージャーがチームを組み、少人数で連携しながら仕事をしていましたが、コンテンツ部は、基本的にプロデューサーと監督しか在籍していないので、外部のスタッフと協力をしながら進行していきます。同じことを指す言葉でも、CM、ドラマ、映画によって言い方が違うこともあるので、言葉を理解するのに苦労するときもあります。コンテンツ部では、武道・茶道などの日本の伝統文化である「道」をテーマにした番組制作での企画・構成や、オリジナルストーリーの深夜ドラマの制作などを担当したほか、小泉徳宏監督が主催するシナリオ制作チーム「モノガタリラボ」にも所属し、オリジナル脚本のラジオドラマやソーシャルドラマに挑戦したりと、色々な経験をしています。今は、私が面白いと思った原作を映像化するために、脚本家とプロットを開発し原作者へ提案したり、一緒にプロジェクトを進めていく仲間を集めたり、自分が興味を持ったことをかたちにしていく仕事に携わっています。頭の中で想像したイメージが、実際にかたちになっていく過程がとても楽しいです。

インタビュー写真3

仕事に関わる中で、自分の個性や
好きなことがどう生かされていると感じますか?

私はどちらかというと、興味を持ったら次の瞬間には行動しているタイプかもしれません。高校時代に『ボックス!』を見てボクシングを始めたのもそうでしたし、未経験でROBOTの採用試験に応募したこともそうです。例え誰かが「それは無理でしょ」って思うようなことでも、実際に挑戦してみて無理だったことはあんまりなかったというか(笑)。やる前にできないと決めるのではなく、興味があることは何事も挑戦してみて、無理だったり、好きじゃなかったら、やめればいいだけのことなので…。とにかくやってみることで、少しずつ自分の可能性の幅が増えていくと思っています。
制作物は毎回異なりますし、制作するテーマへの理解を深めるために、地域や時代背景、宗教観など、新たな価値観に触れ、新たな世界を見ることができ、自分の好きが広がっているような感覚を得ています。だからこそ、新しいことにチャレンジしたいと思っている人、自分の感性を仕事に生かしていきたいと思う方には、この仕事はとても楽しくやりがいのある仕事だと思います。

インタビュー写真4

好きを仕事にしている社員

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